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文化庁第4回国際文化フォーラム「音楽と文化」

文化フォーラム「音楽と文化」“祈りにおける音楽”に出演

風景その1 去る11月5日、高野山大師教会本部大講堂におきまして、文化庁主催によります「第4回国際文化フォーラム」へ参加いたしました。このフォーラムは「文化の多様性」を共通テーマに7つのセッションと多数の参加行事で構成され、フォーラムの各セッションの会場には、関係機関の協力を得て、関西、九州、沖縄及び東京において、歴史的建造物や現代建築が選ばれています。そして、日本の文化遺産を舞台に世界の文化人が刺激にとんだ議論を交わします。そんな中、私たちは「音楽と文化“祈りにおける音楽”」として、「宗教儀礼の不可欠な要素である言葉と音を中心に、宗教における祈りと音楽の関係を、多様なデモンストレーションとその解説を交え、考察する」というテーマのもとに出演させていただきました。

風景その2 当日は、韓国の梵唄、アザーンとクルアーン(コーラン)、グレゴリアチャントといった世界宗教音楽が勢揃いしました。どなたも素晴らしい力量で圧倒されましたが、何よりも「宗教と音楽は切っても切れないもの」であり、人種や宗教が違ってもその奥底に共通なものが流れているという思いを改めて感じました。お隣の国である韓国の演目内容は同じ仏教ですが、供養の仕方が非常に躍動的で、静の中にも、ある種独特のエネルギーがひしひしと伝わってきました。いろいろな意味で、非常に勉強させられた1日でした。


写真上:韓国のかた達と / 写真下:当日はドイツの記者からも撮影を受けました

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